前回、フロントスプロケットを標準の13Tから15Tに交換したところ、ほぼ狙い通りの巡航速度が出せるようになった訳ですが…
もう少しパワーがあれば、もっと快適に走れるんじゃないだろうか?…と思うようになってしまいました。
………あぁ、なんとなく、これが地獄への入り口に見えるよ~な気もしますが、持っている免許の関係でボアアップはできないため、50ccのままパワーを求めれば、あとは吸気か排気を弄るしかないと思うんです……
しかし、吸気=エアフィルターを取り替えると雨の日に乗れなくなるという話なので、マフラーを交換してみることを画策してみました。
つーことで、上は自分のドノーマルモンキー(FI)です。
マフラーを変えれば、見た目が変わるので、一応写真に収めておきました。
それと、前回も言ったかもしれませんが、自分はバイク等のモータースポーツに関してはド素人なので、本当にマフラー交換でパワーアップできるかどうか調べてみました。
その結果、どうやら「マフラーを変えれば馬力が上がる!」というお手軽な話ではないようです。
まぁ詳しい話はよくわからなかったんですが、マフラー交換で変わるのは『排気効率』で、ノーマルマフラーから抜けの良いマフラーに交換すると、低回転域でのトルクが下がる代わりに高回転域まで回るようになり、その高回転域でのパワーが得られる……という感じでしょうか?
まぁ何にせよ、マフラー交換では単純にパワーアップさせる事はできないみたいですが、調べている最中に見つけた武川(TAKEGAWA)のマフラーが、「効果は薄いけど、その分、音は大人しい上にノーマルルックを維持できる」という情報を見つけてしまい、「あ~、俺みたいにガッツリ改造しない人用なのかな~」とwktkしてしまい……
「マ、マフラー交換って簡単に出来る上に初心者向けの改造でもあるから……。ダメだったらすぐに戻せばいいよね?よね?」…と、誘惑に勝てずに購入してしまいました。
これが武川社製のモンキー(FI)用ノーマルルックマフラー
『Zスタイルマフラー』だっ!!
……つーか、こんなパーツもプライムで翌日お届けするAmazonって凄いよね。
もうAmazon無しじゃ生きていけない!
んほおおおぉぉぉぉぉぉっ!あまぞぉんしゅごいのおおおおぉぉぉぉぉぉっ!
つーことで、早速マフラーの交換作業に移りたいと思います。
作業内容はマフラーに付属している説明書を読めば何の迷いもなく進める事ができるんですが……、まぁ一応記録しておこうかと思います。
まず、外すボルト類はマフラーの付け根(↓)の2本と……
シート下にある2本(↓)の合計4本です。
つーことで、下↓がマフラーを外してみた図。
そして、マフラーの付け根(エンジンとの接続部)に入っているリング状のガスケットをマイナスドライバーを使って取り外し……、
その後、マフラーに付属していた新しいガスケットを挿入。
そして、エキゾーストパイプの前にサイレンサーを取り付けます。
この部分の固定はノーマルマフラーと違って、向かって右側のボルトしか使わないようです。
そして、エキゾーストパイプの取り付けになるんですが……、写真を撮り忘れました orz
取り敢えず、エンジンとの接続部がしっかりと奥まで入るように注意しつつ、パイプとサイレンサーの接続部分には耐熱液体ガスケットを塗っておきました!
ええ!これをマフラーと一緒に購入したんですが、マフラーの説明書には「スリーボンド 1207B 相当品」って書いてありました!
たぶんコレ↓のことだと思いますが、買ってしまった物は仕方ありません!
細けぇ~ことはいいんだよ! たぶん大丈夫だ! 何とかなるさ!……ということで、次は純正マフラーのマフラーガードとエキゾーストパイプカバーを取り外して、Zスタイルマフラーへと取り付けます………が、ガードがマフラーとシートステーに干渉するので……
わかりやすいように赤丸を付けてみましたが、説明書によると「加工か変形でクリアランスを確保せよ」とのこと……
つーことで、ペンチを使った力技に出てみました。
わかりずらい写真で申し訳ありませんが、ウエスを使って純正ガードにペンチの跡が付かないようにしながら、グニグニと曲げてみました。
わずか1~2mm程度ですが、マフラーからもシートステーからも隙間が出来ております。
………まぁ、写真ではピンボケしてて分からないんですが、ペンチでの力技の結果、純正ガードはかなり凸凹な感じになってしまっております。
ま、いっか
そんな訳でZスタイルマフラーの装着完了!
パッと見た感じ、ほとんどノーマルマフラーと変わらないっすね~♪
一応、比較対象するために、ビフォア/アフターと写真を並べてみました。
こうしてみると、純正マフラーガードの流用により、見た目が変わってないことが何となく分かりますね~
ちなみに、説明書では下↓の赤丸部分を切り落とすように指示されていましたが、
取り敢えず、ノーマルマフラーへ戻す事も考えて、敢えて残してあります。
あと、この写真を撮った後に気が付いたんですが、キックスターターアームも純正ガードに干渉していました。
こちらもペンチを使って変形させて、干渉部分のクリアランスを確保してみました。
……さて、記事も長くなってしまいましたが、乗り心地がどう変化したのかをレビューしてみたいと思います。
まず、アイドリングが五月蠅くなりましたw
つーか、低回転時の排気音が五月蠅くなった感じですね~
それでいて低回転時のパワーは落ちました…(´・ω・`)ショボーン
まぁ、それは予め分かっていた事なので想定の範囲内ですが(;^^)
しかし、五月蠅いと言っても「やかましい」という感じではなく、排気量が大きくなったような感じの音がします。
……ちっちゃいモンキーでこの音は、ちと恥ずかしいかも?w
まぁ、この音は回転数が上がれば静かになっていくので、走っている最中は全然気になりません。
【1/27 追記】 =========================
装着して1ヶ月ほど経ったので、音に関する感想を改めたいと思います。
…というか「排気量が大きくなったような感じ」は大げさに言い過ぎました(;^^)
確かにアイドリングと低回転時はノーマルマフラーよりも低音が利いており、前よりも迫力は出ているんですが、一週間も乗れば慣れましたw
もしくは、これが「マフラーが焼けてきた」ってことなんでしょうか?
取り敢えず、30~40km/hぐらいで流して走っている時は「ノーマルかよ!?」と思うほど音が小さく、この状態で走っている限りでは、周囲の人もマフラーを交換しているバイクとは気付かないと思います。
しかし、中~高回転域でアクティブに走った場合は、疾走感が楽しめる感じの良い音がしますよ~
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パワー的な変化としては、高回転域の変化が思ったよりも劇的でした。
そもそもノーマルマフラーでは高回転域までブン回せなかったんですが、このマフラーではブン回せます。
……というか、「封印されていた高回転域が解放された!」といった感じです。
そして、低回転域のパワーが落ち、高回転域が引っ張れるようになった結果……
今まで40km/hが限界だった3速が50km/hまで引っ張れるようになり、30~50km/hでもっとも調子良く走れる3速があれば、もう4速はいらないんじゃないかな?
…という感じになってしまいましたw
4速は平地や下り坂だと普通に走れるんですが、登坂では明らかにパワー不足です。
ん~、走りやすくなったのか、悪くなったのか……
取り敢えず、しばらく走って考えてみたいと思います。
【1/27 追記】==============================
つーことで、1か月ほど走った感想としては、「ノーマルエンジンに取り付ける限りで言えば、効果的なパワーアップ方法では無い」という感じです。
やはり、パワーを求めるならボアアップ以外に道が無いようです。
…とは言っても、ノーマルでは出せない高回転域での走りや、音で楽しめる部分があるため、全くの無意味ではありません。
やっぱり音が良いと走ってて気持ちいいですね~
それでいて五月蠅過ぎないので、ご近所迷惑にもなりません。
ノーマルエンジンでノーマルスタイルを維持しつつ、走りに若干のアクセントを加えたい場合には、このZスタイルマフラーが丁度良いパーツだと思います。
【H28.11/7 追記】==============================
ダニエルモンキーさんから「マフラーとエンジンの接続部分ってしっかりハマってますか?」との質問をいただきました。
……が、文章で上手く説明する自信がないので、自分の取り付け状況を貼っておきます。
ここまでハマっていれば大丈夫だと思いますd(≧▽≦)
作業の感覚としては、ガスケットやエキゾーストパイプをきちんとハメ込めば、ナットを締める前から、かなりこれに近い状態まで挿し込める感じです。
「ナットを締めてここまで入れる」ではなく、「あとはナットを締めれば完了!」みたいな?(;⌒∇⌒)
……などと偉そうな事を言ってみましたが、実は記事にしてないだけで、以前、古いガスケットを除去しないまま新しいガスケットを突っ込んだ上にエキゾーストパイプをしっかりと奥まで入れずにナットを締めたところ、スタッドボルトとフランジ部分を曲げてしまったことがあります orz
そう! 実はこの部分のスタッドボルトとエキゾーストパイプを交換してたりするんですよ~ あっはっは♪ (´・ω・`)ショボーン
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