ハヤテのごとく!ファンの方々、大変ご無沙汰しております。
最終回の感想を書いてから、もうかなり時間が経ちましたが、その感想は未だにBlog内ランキングの常連になっており、多くの方に読んで頂いているようで嬉しい限りです。
単行本の最終巻については発売日当日に入手しておりましたが、総評のようなものと一緒に出そうと思っていたので今まで購入報告をしていなかったのですが……
まさかその総評を書くのにこんなに苦戦するとは…… orz
つーか、このままだと年を越してしまうので、いつまで経っても完成しない総評はひとまず置いといて、(12/21 削除)
その総評についても目途がついたので、先にハヤテのごとく!最終51~52巻の感想をやっておきたいと思います。
購入した単行本はもちろん特典版!
内容については、最終章第1話から最終話である第20話までとなっています。
単行本2冊同時発売の上、両方に特典が付き、尚且つ最終巻にはカラーページあり!
これだけで、ハヤテのごとく!…ひいては畑健二郎先生がどれだけサンデーに貢献してきたのかが伺えるというものです。
では、今回のメインディッシュ。書き下ろしなどのオマケと特典について話をしましょう。
かなりのネタバレを含みますので、そういったものが嫌いな人は、これより下を読まないで下さい。
よろしくお願いいたします。
それではよろしいでしょうか?
引き返すなら今のうちにですよ?
では、いきます。
取り敢えず、最終巻の書き下ろしでマリアさんがナギの前から立ち去った理由について言及がありました。
もし、これが本当だとしたら……
これは何の根拠もない個人的な邪推ですが、あのタイミングでハヤテの両親が現れたのはマリアさんの手引きだったかもしれません。
実は連載中にマリアさんの離脱に意味を見出せなかったんですよ。
2人の勘違いに気付いていて、「これだけは何とかしなくては…」と言ってたのに、目に見えてやった事といえばナギへ写真を1枚残したのみ。
物語的にはそれが最後の一押しになりましたが、そもそも2人がああいう状況になる前に見てしまったら、あれほど効果があったとは思えません。
マリアさんがどこまで庭城絡みの情報と状況を掌握していたかは解りませんが、あの状況で写真1枚を残して立ち去る事が、どれだけの効果を上げるのか……
マリアさんの策としては余りにも望みが薄いと思います。
天命とは座して待つものではなく、人智を尽くして受け取るものです。
なので、マリアさんは写真とは別に、敢えて2人を追い詰めるために、まずはハヤテの両親に2人の情報をリークしたのではないでしょうか?
そして、2人の関係が崩れたタイミングを見計らって、イクサをストッパー役として送り込むために、今度はイクサへ両親の情報をリークしたのではないでしょうか?
こうして2人の関係を完全にリセットした……というのはどうでしょう?
この邪推の補強部分としては、ハヤテの両親がヒスイ陣営と関わりが無さそうな割にはハヤテたちの事情に精通している事です。
クソ親父は紫の館でハルさん相手に情報収集してましたが、そもそもそこにハヤテの関係者がいるとどうしてわかったのでしょうか?
ハルさんへのアプローチは与えられた情報の裏取りだったと考えることもできます。
……ただ、この邪推は特典の大反省会(上下)を読んだところ「実はハヤテの両親が超ド級のポテンシャルを持っている」という可能性が浮上したため、本当に邪推の域をでません。
兎にも角にも、マリアさんの一手(写真)は確実に成果を上げ、マリアさんの望んだ未来を作ったのでありました。
スゲーよマリアさん!ライトもビックリの人身掌握術!
そして、またマリアさん絡みのネタバレで申し訳ありませんが……
自分の中でハヤテのごとく!最大の謎だった『マリアさんの正体』が特典の大反省会で暴露されました。
これによると、マリアさんの本名は『綾崎マリア』。
つまり!
マリアさんはハヤテの実の姉だったんだよ!
\な、なんだってー!/
これで一番ビビったのは、ハヤテ両親の凄まじいDNAです!
庭城の白桜から主人と認められ、剣の墓場をも颯爽と通過してアーたんを救い出したイクサ。
チャリと牛車でイナーシャルドリフトを決めたり、ダンプに跳ねられても死なないハヤテ。
そして、幼くして三千院帝に言語学者としての能力を見込まれ、白皇学院に飛び級で入学した挙句、三年連続で生徒会長に選ばれ、最優秀生徒の懐中時計を3つもゲットし、クラウスを始めとした三千院家の誰もが一目置くマリア。
…と、ハヤテの兄弟は誰も彼もが規格外の能力を持つ人物ばかりとなります。
これで親が凡人な訳がない!
ハヤテの両親は掛け値無しのクソ野郎ですが、その実態は超ハイスペックなポテンシャルを持っている超人である可能性が高い!
よくよく考えてみれば、白昼堂々と小学校に忍び込んでクラスの給食費を盗めるんだよな、コイツw
そんな訳で、最終巻の特典で一番びっくりしたのは、あの糞両親のポテンシャルでした…( ;´Д`)
兎にも角にも、この最終巻をもって『ハヤテのごとく!』は本当に完結したようです。
描き下しや展示会でマリアさんが2人の下へ帰って来た様子も伺えますし、無事にハッピーエンドを迎えられて本当に良かった…つД`)・゚・。