世間はお盆休み中ですが自分は普通に仕事があるので、先週のサンデーが合併号だったって事をスッカリ忘れておりました。
……コンビニを3件回ったところで気が付いたよ orz
つーことで、このまま何も更新しないのも寂しいので、こういう機会に自分のおすすめ漫画などをコソコソと紹介したいと思います。
そんな訳で今回おすすめするのは、『惑星のさみだれ』で有名(?)な水上悟志先生の『サイコスタッフ』です。
お話的には、宇宙でも稀有なB級サイキッカーである主人公『柊光一』の下に、惑星ルルイエの宇宙軍からスカウトの女の子『桜木梅子』がやって来る…という感じです。
これだけ書くとSFものっぽいですが、内容的にはこんな↓感じで
大学受験に集中したい主人公をヒロインがドタバタラブコメに巻き込み邪魔をする日常系マンガです。
……が、最終的には映画アルマゲドンよろしく地球(というか自分の住んでる街)に落下する隕石を止めに行きますw
しかし、ここからの展開が自分のツボにハマりました。
主人公の持つ『B級サイキッカー』という“力”は、恒星間を航行する技術を持つ文明同士の戦争であっても「ひとりであらゆる戦況を覆す」ほど強力なものだそうです。
それほどの力を持ちながらも主人公は超能力に依存せず、ごく平凡な人間として、受験に苦しむ普通の生活を大切にしています。
「超能力なんか大したことねえよ」「努力に勝る才能なんかない」…と主人公はコミックの冒頭から言い続けてきました。
主人公が自然とそう考えるようになったのは、そうなるように支えて導いた人達がいて、主人公は最強の念動力が如何に無意味なものかを知っていたのです。
「隕石の落下を防ぐ」なんて大した話ではありませんでした。
主人公を巡る人間ドラマの方がよほど壮大なのです。
それでいて最初から最後まで「大学受験」という日常から離れずに終わるという神がかり的なバランスがあります。
どこにでもありそうな話。
でも、柊光一という主人公なくしては描かれない物語。
俺的な評価は文句なしで星5つ!
残念ながら書籍としては絶版状態ですが、Amazonで中古が売ってます し、無料で読める『マンガ図書館Z』に置いてありますので、お盆休みでお暇なら一読してみたらいかがでしょうか?
マジでおすすめです。