この記事を書いている今現在、『葬送のフリーレン』は第15話まで進んでおり、しれっとそこから感想を書き始めようと思ったんですが…
布教の意味も兼ねて、最初からストーリーを追いかけていこうと思います!
つーことで、まずは軽く第1話の感想から語りましょう!( ̄□ ̄)q
第1話は『冒険の終わり』。
このタイトルで「第1話 最終回!」というノリを思い出した人はTRPGゲーマーで、なおかつ菊池たけし先生のファンですね?わかりますww
…という話は置いといてw
物語は勇者一行↓が魔王を打ち倒して凱旋したところから始まります。
王都をあげてのお祭りが開かれる中、勇者たちは冒険の旅が終わったことを改めて確認するのでありました。
勇者たちの冒険は実に10年もの歳月がかけられていたそうです。
そして、その旅路の思い出が語られるのですが……
ミミックに食われかけてるフリーレンが可愛すぎて怖いw
つーか、実はこの一コマで今後も読み続けようと決定したまであるw
あと、読み進めていけばわかりますが、「ちゃんと言い聞かせますんで!」と冷や汗をかくフリーレンは貴重!ww
見た目が中学生ぐらいのエルフでツインテールでクール系なのにドジっ娘なのに面倒見が良さそうとか、属性モリモリ過ぎてこの10ページだけで好きになる要素が多すぎるよ!(*゚∀゚)=3ハァハァ
…とか思っていたら、次のセリフで「うわ…」ってなりました。
自分はこの時、悟ったのです。
これは「そういう物語なのか」…と。
彼女は正しくエルフであり、人間とは時間感覚が決定的に異なるのだと。
だから「葬送」。
仲間だったヒンメル達はそのことを分かっていながら笑いに繋げていたんでしょうが…
話は逸れるけど、口も悪いよフリーレンたん(*´д`*)ハァハァ
んで、そんな時間感覚の差がハッキリと出るのが、4人の頭上に到来した流星群なのでした。
皆で見上げる星空のスペクタルショー。
もっと良く見える場所があるから、今度はそこに観に行こうと言うフリーレン。
もう!この、チクチクとくる切なさが心に来るんですよ!つД`)・゚・。
作品によってその扱いは異なりますが、往々にしてエルフは長寿であり、人間より、ドワーフよりも遥かに長く生きる種族です。
それこそ「長く」ではなく「永く」と書いた方がいいほどに……
少なくてもこの『葬送のフリーレン』のエルフは「50年」と気軽に言えるほど永く生きることがわかります。
この感覚の差……
それでも勇者ヒンメルは約束します。
お前はイケメンか!
…まぁ、実際に魔王を倒すほどのイケメンな訳ですが(;⌒∇⌒)
この約束の重さは後でズッシリと圧し掛かります。
具体的に言うと……
本当に言い方ヒデェーなヲイ!ww
しかし、読者的にもあんなイケメンだった勇者が、ほんの数ページでジジイになったというインパクトは強いですね。
ここでフリーレンと同じ感覚が味わえたと思います。
だがしかし!
物語(第1話)はまだまだ終わらない!
約束通り、フリーレンのおすすめスポットで半世紀流星を見るために、再び旅に出る勇者御一考。
50年振りに、仲間と共に、一緒に見上げる流星群。
50年かけて果たされた約束。
本当に綺麗な星空であったのだろうと心の底から頷けます。
そして、ヒンメルの言葉どおりに、これが最後の冒険となりました…
勇者ヒンメル、死去――
天寿を全うしたのでしょう。
安らかな表情は星空を見たからでしょうか?
手に握られているボロボロの剣がかつての激闘と、その後の歳月の長さを感じさせます。
そして、かつての英雄を惜しむ人々の多さ。
それもご年配だけじゃなく、若い人が多い。
これだけでも彼が生前、どれだけの人から慕われて続けてきたのかがわかるというものです。
…だからこそ、
だからこそなのでしょう。
傍らに立つフリーレンに冷たい言葉が飛んでしまいます。
なんだと!このババァ!…とは思いません。
仕方ないと思うんです。
人は悲しい生き物で、「自分が悲しんでいるなら、他の人も悲しむのは当然だ」と思う人間は一定数いる訳ですから orz
つーか、そんな事を思うよりも早く、仲間からの養護がありましたからw
オマエラ、最高かよっ!ww
…というか、個人的には、文字通り命を賭けた魔王討伐の旅を共に過ごした仲間であれば、死んで悲しいというよりは穏やかに平和な生活を送って亡くなったことが嬉しいとさえ思うんですよ。
だから、三人とも静かに見送れるのかと……
思っていたら、フリーレンはそうではなかったようです。
つД`)・゚・。
長いように思えても、過ぎ去ってしまえば刹那。
そして、種族の違いによる圧倒的な時間感覚の差。
フリーレンとすれば、いつでも会えると考えていたのかもしれませんが、時間というものはなんとも平等で冷酷なものか……
ここまででお分かりのとおり、フリーレンはまだまだ未熟なのでしょう。
見た目通り、エルフとしたら中学生ぐらいなのかもしれません。
ここまで丁寧に重ねられた時間感覚のズレが、フリーレンの涙によってパチリとハマったように思えます。
そして、悔恨の念を吐露するフリーレンに寄り添うオマエラ……
最高かよッ!つД`)・゚・。
んでもって、ヒンメルの葬儀の後、フリーレンは決意します。
良くも悪くも、勇者ヒンメルの死がもたらした変化。
今までは当てもなく趣味で魔法集めの旅をして放浪していた彼女が、ようやく目的らしい目的を決めた瞬間です。
まだまだ時間感覚のズレが馴染んでいないフリーレンですがw
彼女の仲間は、そんな彼女のことをしっかりと理解していて、しっかりと必要なことを伝えてあげます。
ドワーフは人間よりも長寿な種族でしょうが、エルフよりは遥かに短命な種族には変わりありません。
それでも……
また、再会するための別れの挨拶。
もう素晴らしい!
素晴らしいの一言に尽きますね!
これほど完璧な第1話は本当に久々に読んだ気がします!
もっと簡単な感想を書くつもりだったんですが、語るべきポイントが多過ぎて、こんなにも長い第1話感想になってしまいました(;⌒∇⌒)
それぐらい素晴らしい!
物語も素晴らしいけど、アベツカサ先生の超絶画力が凄まじい!
人物も、背景も、コマのひとつひとつの使い方・繋ぎ方も…
ディモールト!ディモールト!いいぞ!
一番なのは勇者たちの仲の良さが良過ぎるのがいいぞ!( ´¬`)ジュル
本当に10年間、お互いの命を預けてきた仲間ってことをひしひしと感じます。
記事には書かなかったけど、ヒンメルがフリーレンから預かっていた暗黒竜の角をずっと大切に持っていたシーンとか…
そういったひとつひとつが丁寧に描かれていて、読めば読むほど味が出る作品となっております!
つーか、ヒンメルの葬儀のシーンなんかはマジで涙がちょちょ切れそうになったぞ!(´;ω;`)ブワッ
やめろ!やめてくれ!
最近、俺は涙腺が弱いんだ!・゚・(ノД`)ウワーン
そんな訳で、みんな!
今からでも遅くないぞ!
『葬送のフリーレン』は絶対に面白いッ!!
……ハズだッ!
ほぼ確実……
いや……