我が相棒モンキー(FI)のフロントフォークからオイルが漏れるようになってしまったので、分解してオイルシールを交換することに……
だがしかし!
サービスマニュアル的な資料が用意できなかったので、全て 行き当たりばったり 手探りしながらSHIFT UP(シフトアップ)のフロントフォークをオーバーホールしたいと思います。
つーことで、早速、作業を始めましょう!( ̄□ ̄)q
まずはオイル漏れが起きていない左側からバラして、オイルの量などの情報を得ようと思います。
最初はフォークキャップを緩めます。
緩める時にトルクレンチを使い、何N・mで緩まるかを調べた結果、ここは28N・mでした。
※注意!素人調べなので正しいかどうかは判りません。参考にしないでください。
フォークキャップを緩めたら、ステアリングステーからフォークを取り外し、作業台の上でスプリングを抜き出します。
そんでもって、前回用意した『油面調整レベルゲージ(WHSTR0015)』でフォーク内の油面の高さを測ります。
↑ちょっと分かりづらいですが、油面の高さは115mmですね。
ついでにオイルの量も調べておきましょう。
VMAXのドライブシャフトオイルを交換する時に使ったAZの『ポリ手付ビーカー 300ml(B080)』で計ってみたところ……
たぶん、60ccぐらい……かな?(アバウト)
そして、ここからが本番!
いわば、メインイベント!
シリンダーを留めているボルトを外します!
ところがぎっちょん!
まず、この六角キャップボルトを外す工具が無かった!つД`)・゚・。
「え?六角レンチで良いんじゃね?」…とか思うでしょ?
自分もそう思っていました。
でもね……
六角レンチが届かないんですよ!ヽ(`Д´)ノウワァァァーン!!
長い方を使えば余裕で届くんですけど……
これだと力を入れられなくて回せませんでした orz
そんじゃ六角ソケットだ!
…と思ったんですが、↓これだとギリギリ届かなかった!(o_)oバタッ
つーことで、近くのホームセンターへ走って買ってきましたよ!
TONE(トネ)の『ヘキサゴンソケット HP3H-06』!
どうせならもっと長いのが欲しかったんですが、店頭で売ってた中ではコレが一番長かったので、取り敢えずこれでやります!
長さもギリギリばっちり!d(≧▽≦)
つーか、まるでこのフロントフォークのために作られたかのようにピッタリの長さでしたw
六角部分が1mmでも短ければ、完全には挿さらなかったです(;^ω^)
んでもって、ボルトを外し始めたんですが……
やはりシリンダーが供回りしてしまうため、外れません orz
なんとかしてシリンダーを押さえるために、スプリングを入れた状態で回したり…
↑木の棒を使ってシリンダーを押さえてみたんですが、オイルまみれのシリンダーは良く滑るらしくて、供回りを止めることは出来ませんでした……
なるほど……、これが絶望か………
……とでも言うと思ったか!?
バカめ!
この程度で諦めるようであれば、最初から分解なんてしない!
それに、昔、マトリフ師匠が言ってた!
必要なのは氷のような冷静さ!
そうだよ!
昔から言うだろ!
押して駄目なら押し倒せって!
だから、いっそのこと……
ドリルでボルトを粉砕すればいいんじゃないかな?かな?
よし!いいぞぉ~!
クールだ!クールになってきたぞ!俺!(血走った眼)
困ったらレベルを上げて物理で殴れば良い!
そうだ!
本物の暴力を教えてやろう!
というか、やっぱり専用工具というものが何なのか解らなかったのが最大の敗因か……
こうなったら、↑この奥に見えるシリンダーにプラスドライバーを叩き込んで、無理やりにでも供回りを食い止めてやるぜぇぇぇ~っ!ヒャッハー!!
…と、半ば本気で考えて、どうやって深さ285mmの奥底へ工具を送り込もうかと思案していた時に……
ふと、さっき使った六角ソケットを落としてみたところ……
ギリギリの大きさだけど、ソケットが無事に底まで到達。
それじゃプラスのソケットと長いエクステンションバーを買ってこようかなぁ~……と思ったところで、
閃いた!
……というか、気が付いた。
シリンダーの頭がプラスでもマイナスでもなく、穴になっているなら、それを回す工具って……
六角の可能性が高いんじゃね!?
ということで!
再び近くのホームセンターに走って買ってきましたよ!
TONE(トネ)の『エクステンションバー 307』と『T形スライドハンドル SL30』!
あとは六角ソケットと300mmのエクステンションバーを組み合わせて、
フロントフォークに入れて!
取り付けたT型ハンドルを足で踏んで!
えいやっ!…と、ボルトを回せば……
はい!ドーン!
抜けた!抜けたよ!
やったよ!俺!
おめでとう!俺!ありがとう!俺!ヽ(´▽`)ノわーい
そして、散々苦労させられたシリンダーがコレ↓
この距離でも六角穴ってことが全然わかりませんが…
取り敢えず、8mmの六角が正解のようです(b^ー゚)
今回は6mmを使って外しちゃったんですが……
いや~、舐めなくて良かった(;⌒∇⌒)
つーことで、長くなってしまったので、取り敢えず今回はここまで!
次回はダストシールとフォークシールを抜き出す作業を行います!