以前から着々と準備を進めていたモンキー(FI)のミッション交換計画。
それを今年のGW中にやってしまおう!…と、半ば勢いで作業を始めたものの、慣れない作業に時間を取られてしまうのであった……
※注意! 今回はかつてない長文となっておりますm(_)m
また、エンジンの分解にはサービスマニュアルが必須です!
この記事ではフォローしきれない部分が多すぎるので、それが無いとマジでエンジンが組み立てられなくなりますよ。
…ということで、朝9時から作業を始めましたが、昼飯時になってようやくエンジンを下ろす事ができました。
…おかしいな。自分の見込みでは、昼飯前には腰上まで分解している予定だったのですが……
まぁ、世の中、なかなか予定通りにはいかないということでしょう。……と、この時はまだ楽観していたのです。
そう……、この頃は………。
さて、それでは早速エンジンの分解に入ろう!…かと思ったんですが、その前に錆び錆びだったフロント(ドライブ)スプロケットを綺麗にしてみたいと思います。
……べ、…別に、エンジンを分解するのが恐くて、その前に簡単な作業をやって心を落ち着けようとか思った訳じゃないんだからね!
…とツンデレ風に言い訳してみましたが、いかがでしょうか?
……えぇ。はい。そんな事は本当にどうでもいいことですね(苦笑)
さて、そんな訳で――
↑これを使って、
↓錆の浮いたスプロケットを磨きます。
↑これが、
↓こんな感じに綺麗になりましたヽ(´▽`)ノわーい
一応、表面だけでなく、ドライブシャフトに当たる部分の錆びもちゃんと落としております(`・ω・´)ゞ
この後、防錆のつもりで556を吹きかけておいたんですが……、今思えば、もっとちゃんとした防錆スプレーとか使った方が良かったでしょうか??
さて、それではいよいよ、モンキー(FI)のエンジンを分解してみましょう。
まずはシリンダーヘッドカバーを取り外します。
カムスプロケットが見えるようになったので、カムスプロケットとフライホイールを取り外し位置へとセットするために、L.クランクケースカバーについてるタイミングホイールキャップを取り外します。
自分は10円玉で外してみたんですが、たぶん何か専用工具みたいな物があると思いますので、今から挑む方は探してみてください。
……だって、
↑10円玉がひん曲がりましたから…つД`)・゚・。
……で、取り外し位置に設定できたら、カムスプロケットを外し、シリンダヘッドを止めているボルトを2本とナット4つを外せばシリンダヘッド部分が抜き出せます。
あ~、そうそう。CO2センサーコードもこのタイミングで取り外しました。
シリンダヘッドの左下に見えてる黄色のマスキングテープはCO2センサーを保護するためのものですね。
あと、バルブの方を見たら真っ黒でした…
この後、シリンダーを外してピストンを剥き出しにしましたが、こちらも同じように真っ黒黒助です。
歯ブラシで多少こすった程度では、この煤みたいなのは全然落ちません orz
(使ったのは普通の歯ブラシです。マニュアルにもネット上の情報でも「ワイヤーブラシは使うな!」と厳命されているのでご注意を!)
ここら辺のパーツは、下手に手を出して傷物にすると、取り返しがつかない気がするので、取り敢えず放置することにしましたw
さて、サービスマニュアルを片手に、ピストンまで分解が終わりました。
ここまでが『腰上』と呼ばれる部分で、ここから先は『腰下』と呼ばれる部分の分解になります。
自分の調べた限りでは、腰上までならそれほど難しい作業ではないとのことです。
…そう!つまり、ここからが本番!
さぁ!気合を入れて行くぞ!
まずはプーリーホルダーを使ってフライホイールのナットを取り外します。
楽に外せたことは外せたんですが、フライホイールへのプーリーホルダー取り付けがかなりギリギリでした(;⌒∇⌒)
ギリギリというか、若干無理やり?…まぁ、外せたんだから良しとしましょう。
ナットが外せたら、フライホイールプーラ―を使ってフライホイールを抜き出します。
↑作業中
↓作業後
…で、この後、ニュートラルセンサーを取り外そうと思ったんですが、
なぜか、すでにボロボロ状態だったニュートラルセンサーが、さらに割れました!つД`)・゚・。
もしかして……、というか、多分それ以外に考えられないんですが、チェーンのメンテで使っているチェーンクリーナーで樹脂部分がモロくなっちゃったのか?(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
さすがにこんな部品が壊れるとは思っていなかったので予備はありません。……が、取り敢えず、そのままでも何とかなりそうなので、これも見なかったことにします!(ヒデェ
さて、続いてはクラッチ部分の分解です。
↑ショックドライバーでネジを確実に外し、
↓アウターホルダーとロックナットレンチを使って、
↓はい、クラッチ部分が外れました~
あとは右下に見えてるギアの部分をスナップリングプライヤーを使いつつ、全部外しちゃいましょ~
↑チェンジペダルやシフトドラムに付いてるピンなども引き抜いておきました。
そして、ここからがエンジン分解の最終段階、クランクケースの分解へと入ります!( ̄□ ̄)q
エンジンを再び左側面を上にして、クランクケースを止めているボルトを外していきます。
…つーか、この後で気が付いたんですが、クランクシャフトを支えてるステータベースを外すのを忘れておりました(;^^)
これもショックドライバーを使って、確実にネジを外して抜き出します……が、この時、ネジの穴にOリングが付いている事を忘れていると慌てる事になります。
……えぇ、自分はスッカリ忘れてて、落としたOリングを一生懸命探すハメに陥りましたとも!orz
そんなトラブルを乗り越えて、ついにクランクケースを開くことに成功しました!
上の写真は、すでにクランクシャフトもミッションも取り外してしまった後ですが、兎に角、ミッションを交換するためにはここまで分解しなければならないのです!
この記事自体もかなりの長文になってしいましたが、作業自体もかなり時間がかかっています。
具体的に言えば、この状態になったのが午後5時!
つまり、お昼が終わってから4時間も作業をして、よ~~やく!ここまで辿り着いたのです!
朝9時からの作業を含めれば、ここまで実に7時間だよ!Σ( ̄□ ̄;)!!
……時間かかったな~
でも、ここまでくれば、夢にまで見た5速ミッションを組み込むのみ!
トイレに行ったり、水分を補給するなどの小休止を取って気合を入れ直し、作業を再開します!